
共通の価値観と言うワナ
どんな相手と恋愛・結婚したいかと訊くと、「共通の価値観」という返事が多く返ってきます。
一見、普通のことのように見えますが、ここに落とし穴があります。
これからお付き合いしようと考えている時や恋愛の初期では、双方とも相手によく思われようとします。
話を合わせたり、共通の話題を探ったりします。
表面的なところでしか見えない、見せない状態なわけです。付き合って半年くらいは相手の本性は見えていないと言うことです。
まだ共通の価値観の判断が早すぎます。半年も過ぎてくれば、共通点よりも違いの方が目立ってくるはずです。
天文学的確率
そもそも、違う親、違う家庭、教育、職場での経験も違うのですから全く同じ価値観持つ方が奇跡だと思います。同じ人間が出来上がるためには天文学的確率なのかもしれないです。
例えるなら、「マンガが好きで価値観が同じで良いな」と思っていたら、同じマンガでも好きなものが全く違ったということなんですよ。
つまり「同じ価値観を共有」なんてナンセンスということです。
発想の転換が必要?!
それよりも「違う価値観から学べて良いな」という感覚の方が良いんです。元々価値観の違う異星人?異性人?と一緒にいるのだからと思っている方がケンカ少なくなるし、離婚が減ると思います。
色んな夫婦を観察してみますと、大雑把な人には細かい人、気の弱い人には気の強い人などがいますよね。なんか足して2で割ると普通の人という感じなんです。
結婚相談所が成婚率を上げるワザ!とは
結婚相談所が登録者が長く離婚せずに成婚率を上げるためしていることがあります。
それは、相手に求める条件が少ない同士をカップルにすることだそうです。
「男なら誰でもよい」「女なら誰でもよい」という同士を結婚させるのです。お互い最初から求めるものがないわけですから喧嘩も期待を裏切られた結果の離婚もないわけです。
違いは悪いことではない
恋愛結婚だけではなく、違いから学べる事は沢山ありそうですよ。
悩んでいる時に、同じ価値観を持っている人がいたら「大変だね」と共感してくれ安心するかもしれません。しかし…
本当に悩みから解放される時は必ず違う価値観に触れた時なんです。
自分とは違う価値観に触れた時に、新たな気づきがあったり、考え方が変わって楽になったりするのです。そういう意味でも異なる価値観は自分を幸せにするということでもあると言えます。
