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GaGaのボイトレ流儀 初心者に愛をこめて!
1番良くないのは力んで歌う事
中学生の頃からバンドをやっていました。ボーカルやギターを担当してきました。高校生の頃はハードロックを多く聴いていたので、ハイトーンのパワーボーカルに憧れていました。
しかし、高い声を出そうとして力めば力むほど声は出ませんでした。変な癖がついていました。
脱力した状態で力んでいるように(演技)できるのがプロだと思いますが、当時はそんな事すらわからなかったのです。力いっぱい歌って出そうと必死でした。
脱力は意外と難しい
力んでいる部分を脱力しようとして意識してもなかなか上手くいきません。人間の身体はその箇所を意識すると、そこに力を入れようとするのです。
私は20年ほど整体の仕事をしていました。お客さんを施術するときは相手に脱力してもらわないと、上手く手技ができません。歪んだ骨の調整の時などは特にそうです。
ある時、年配の女性に腕の力を抜くように伝えましたが、抜くように伝えれば伝える程変な力が入ってしまうのです。試行錯誤の結果、力が入ってしまっている箇所を指摘するのでは無く「今日の晩御飯の事を考えてください」など全く関係ない話をして力が入っている箇所を意識させないようにようにしました。その方が上手くいくのでした。
ですから「喉の力を抜かなきゃ」と意識する事で変な力が入りやすくなります。
正解は【何も意識しない】ということです。
得るのではなく、捨て去る!!(上手く歌おう、上手く歌ってすごいと思われたいetc…)
上手く歌うために、舌の位置、気道、咽頭などとか色んな仕組みの情報は溢れています。仕組みを理解する自体は良いのですが、歌っている時に舌の位置など気にするとそこで余計な力が入る事になります。
音程も正確なだけが正義ならVOCALOIDだけで良いでしょ?人間いらない。少しの音程のズレが個性を生むんです。
歌うときは、自分の出している声だけに集中するだけで十分です。呼吸や心臓動きを上手くコントロールしなきゃならないという事は普通は無いでしょ。呼吸も意識したら変な力入りますよ。
ボイトレに通わないとダメなのか?
私自身はインディーズのレコード会社のレッスンと所属していた芸能事務所のミュージカルの先生のトレーニングを半年から1年位(正確な期間は忘れた)受けました。
全く何もわからないのであればレッスン受ければ良いと思います。自己トレーニングだけでも悪くないと思います。
実際上達したと実感ができるのは?
レッスンの効果も多少ありましたが、1番は録音、録画した自分の歌声を聴くことです。私は曲を作るのが大好きなので、楽曲の打ち込みが終わると音楽スタジオで録音するのです。
歌って聴いて、「ここはこうした方がよい」「ここはもっと音を伸ばそう」「ハモリ入れよう」「ビブラートここは入れない、ここは入れる」など。
カラオケ行った時でもスマホで、録画してみるといいと思いますよ。そうすると「もっとにこやかに歌った方がよいとか」色んな気づきがあります。
布テープをクルッと巻いて、スマホの裏につけ、それを壁につけ録画!
後で楽しく再生!「ここ全然ダメ」「ここよいなぁ」とかね。
声が小さいからダメという事も関係ない
私と逆で声が小さいと悩む人がいるかも知れません。ただライブ、レコーディングではマイク、アンプを通しているので全く気にする事は無いと思います。エレキギターなんか外なんかで生音で弾いても聴こえないけどピックアップ(マイク)で音を拾いアンプで爆音を出しているわけですからね。
まとめ
目指すところは自然体!
意識しなくても体温が36℃に保たれている。そのくらいのレベルで軽やかに歌おう。余計な力は抜いて、自分を信じて自分に任せよう。曲の中に心地よく溶け込もう!
軽やかに。愉しく!